年齢階級別退院患者数
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年齢区分 |
0~ |
10~ |
20~ |
30~ |
40~ |
50~ |
60~ |
70~ |
80~ |
90~ |
患者数 |
– |
15 |
36 |
59 |
66 |
102 |
235 |
338 |
416 |
211 |
平成28年度に退院された患者さんを10歳刻みの年齢別で表示しています。
当院は、70歳以上の患者さんが占める割合が65%と高齢者の方の占める割合が多いです。これは、地域の高齢化や施設入所されている患者さんが多いためと考えられます。また、当院は療養病棟、回復期リハビリ病棟も持ち合わせている事から、近隣医療機関からの転院も多く受け入れています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
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内科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均
在院日数
(自院) |
平均
在院日数
(全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
0400801499×001 |
肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) |
80 |
18.88 |
13.60 |
0 |
85.70 |
|
110310xx99xx0x |
腎臓または尿路の感染症 |
32 |
26.13 |
12.43 |
3.13 |
80.47 |
|
100380xxxxxxxx |
体液量減少症 |
25 |
14.12 |
9.33 |
0 |
82.52 |
|
150010xxxxx0xx |
ウイルス性腸炎 |
24 |
6.29 |
5.50 |
0 |
61.88 |
|
050130xx99000x |
心不全 |
20 |
53.90 |
17.95 |
0 |
87.35 |
|
内科では高齢化に伴い平均年齢80歳以上の方の入院が多くを占めています。肺炎、尿路感染症などで救急車、介護施設、外来受診等様々な来院経路からの入院となり治療を行っています。
特に肺炎関連は高齢になるにつれ、再燃や他の疾患を発症させたりしてしまうため、入院期間が長期になる傾向があります。リハビリ等にて肺炎後の廃用症候群などには十分注意して治療を行っていますが、療養病棟に転棟する場合もあります。
外科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均
在院日数
(自院) |
平均
在院日数
(全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
060210xx99000x |
ヘルニアの記載のない腸閉塞 |
16 |
10.00 |
9.08 |
6.25 |
58.44 |
|
060102xx99xxxx |
穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 |
14 |
7.64 |
7.89 |
0 |
52.14 |
|
060150xx03xxxx |
虫垂炎 |
12 |
5.33 |
5.60 |
0 |
39.75 |
|
150010xxxxx0xx |
ウイルス性腸炎 |
11 |
6.00 |
5.50 |
0 |
46.18 |
|
060040xx02x00x |
直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 |
– |
– |
17.98 |
– |
– |
|
外科では幅広い疾患の受け入れ診療を行っていますが、特に多いのは腸閉塞、憩室炎、虫垂炎です。平均年齢も幅広く受け入れさせていただいております。
腸閉塞や憩室炎等は比較的入院期間が短くなっていますが、悪性腫瘍やその他の外科的手術を施行した際には、化学療法や術後管理が重要になるため入院期間は長期になります。
整形外科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均
在院日数
(自院) |
平均
在院日数
(全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
160800xx01xxxx |
股関節大腿近位骨折 |
55 |
51.85 |
27.63 |
3.64 |
86.64 |
|
160690xx99xx0x |
胸椎、腰椎以下骨折損傷 (胸・腰髄損傷を含む。) |
31 |
33.16 |
20.57 |
6.45 |
81.65 |
|
160690xx97xxxx |
胸椎、腰椎以下骨折損傷 (胸・腰髄損傷を含む。) |
21 |
30.76 |
19.19 |
0 |
80.90 |
|
070343xx01x0xx |
脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) |
16 |
31.75 |
22.55 |
0 |
64.38 |
|
070350xx97xxxx |
椎間板変性、ヘルニア |
16 |
16.38 |
17.07 |
0 |
46.38 |
|
整形外科では、高齢の方の大腿骨骨折や胸椎・腰椎の骨折が多くなります。一方、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアは比較的平均年齢が下がっています。
高齢者の方が多いため、安静も考慮し入院期間は1ヶ月を超えてきます。胸椎・腰椎の骨折では、手術施行の有無での在院日数に大きな差は見られませんが、どちらの場合も日常生活への復帰に向けて早期のリハビリ及び回復期病棟への転棟も行い、多くの患者さんが在宅へ早期に退院できるように努めています。
脳神経外科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均
在院日数
(自院) |
平均
在院日数
(全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
010060×2990401 |
脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、 かつ、JCS10未満) |
57 |
31.84 |
16.54 |
5.26 |
73.07 |
|
010060×2990201 |
脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、 かつ、JCS10未満) |
19 |
29.32 |
16.73 |
5.26 |
79.00 |
|
010050xx02x00x |
非外傷性硬膜下血腫 |
13 |
20.46 |
11.83 |
0 |
82.46 |
|
010040x099x00x |
非外傷性頭蓋内血腫 |
10 |
62.70 |
19.35 |
10.00 |
61.90 |
|
160100xx99x00x |
頭蓋・頭蓋内損傷 |
– |
– |
7.52 |
– |
– |
|
脳神経外科では、脳保護薬を使用した脳梗塞症例が非常に多くなっています。その後に、硬膜下血腫、それ以外の頭蓋内血腫と続きます。
これは当院が近隣の脳神経外科救急対応を一手に担っている結果と思われます。入院経路も救急車、紹介の占める割合が非常に高く、患者さんの来院される地域も広範囲になっています。
また、患者さんの早期の社会復帰を狙い早めのリハビリ介入を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
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|
初発 |
再発 |
病期分類
基準(※) |
版数 |
Stage I |
Stage II |
Stage III |
Stage IV |
不明 |
胃癌 |
0 |
0 |
0 |
0 |
7 |
0 |
1 |
6.7 |
大腸癌 |
0 |
0 |
1 |
0 |
22 |
3 |
1 |
6.7 |
乳癌 |
– |
– |
– |
– |
– |
– |
– |
– |
肺癌 |
0 |
0 |
0 |
0 |
9 |
1 |
1 |
6 |
肝癌 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
6 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの人数を初発のUICC病期分類別、及び再発に分けて集計しています。
UICC病期分類とは、UICC(国際対がん連合)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つの要素によって各癌をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。当院では大腸がんが半数以上を占めていますが、院内で行った人間ドックや健康診断での早期発見から早期治療を行っている結果であるといえます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
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|
患者数 |
平均
在院日数 |
平均年齢 |
軽症 |
18 |
14.39 |
57.72 |
中等症 |
121 |
31.42 |
84.69 |
重症 |
– |
– |
– |
超重症 |
2 |
33.50 |
85.00 |
不明 |
– |
– |
– |
成人の肺炎を重症度別に、患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。
最も数が多いのは「中等症」になっています。
平均年齢は、軽症が57.72歳なのに対して、中等症は84.69歳と高齢になっています。高齢になるほど重症になることが分かります。対処療法、リハビリテーション等を早期から積極的に取り入れ、合併症を防ぎ早期退院に努めています。
脳梗塞のICD10別患者数等
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ICD10 |
傷病名 |
発症日から |
患者数 |
平均
在院日数 |
平均 年齢 |
転院率 |
G45$ |
一過性脳虚血発作及び関連症候群 |
3日以内 |
20 |
11.85 |
80.30 |
0 |
その他 |
0 |
0 |
0 |
0 |
G46$ |
脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 |
3日以内 |
– |
– |
– |
– |
その他 |
– |
– |
– |
– |
I63$ |
脳梗塞 |
3日以内 |
157 |
52.41 |
77.71 |
5.70 |
その他 |
1 |
121.00 |
86.00 |
0 |
I65$ |
脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの |
3日以内 |
1 |
3.00 |
63.00 |
0 |
その他 |
0 |
0 |
0 |
0 |
I66$ |
脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの |
3日以内 |
2 |
47.00 |
74.00 |
0 |
その他 |
0 |
0 |
0 |
0 |
I675 |
もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> |
3日以内 |
– |
– |
– |
– |
その他 |
– |
– |
– |
– |
I679 |
脳血管疾患,詳細不明 |
3日以内 |
– |
– |
– |
– |
その他 |
– |
– |
– |
– |
当院では救急医療から意識障害や脳梗塞、外傷など急性期疾患の治療を行っています。3日以内の発症がほぼ全てを占めており、2ヶ月かからずに退院や回復期リハビリ病棟へ転棟となる場合が多くなっています。早期からのリハビリ介入により、嚥下障害、誤嚥性肺炎などの合併症を予防・改善しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
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外科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均
術前日数 |
平均
術後日数 |
転院率 |
平均 年齢 |
患者用 パス |
K7211 |
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2センチメートル未満) |
55 |
1.05 |
2.27 |
0 |
67.84 |
|
K634 |
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) |
17 |
0.24 |
2.76 |
0 |
61.00 |
|
K672-2 |
腹腔鏡下胆嚢摘出術 |
14 |
7.07 |
16.07 |
0 |
69.64 |
|
K718-21 |
腹腔鏡下虫垂切除術 (虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) |
12 |
1.00 |
3.33 |
0 |
39.75 |
|
K7212 |
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2センチメートル以上) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
ポリープ切除術は内視鏡検査にてポリープが発見された場合、癌化する可能性のあるポリープが主に対象となります。また、切除後に少量の出血などが見られた場合は、若干入院期間が延びる場合があります。
さらに当院では、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下虫垂切除術の症例が多く、開腹手術ではなく積極的に腹腔鏡下手術を行うことにより、早期在宅復帰が出来るように努めています。
整形外科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均
術前日数 |
平均
術後日数 |
転院率 |
平均 年齢 |
患者用 パス |
K0461 |
骨折観血的手術(上腕)(大腿) |
43 |
3.70 |
37.09 |
2.33 |
86.40 |
|
K1426 |
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓形成) |
27 |
3.37 |
21.74 |
3.70 |
69.30 |
|
K1423 |
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方椎体固定) |
23 |
3.48 |
23.70 |
0 |
62.52 |
|
K142-4 |
経皮的椎体形成術 |
20 |
3.95 |
25.65 |
0 |
80.50 |
|
K0811 |
人工骨頭挿入術(肩)(股) |
18 |
4.17 |
55.33 |
5.56 |
83.83 |
|
骨折観血的手術(大腿)が非常に多く、平均年齢も85歳以上になっており高齢者の方の転倒によるものが大部分を占めています。髄内釘での固定術や、人工骨頭挿入術を行っています。次いで椎弓形成術、脊椎固定術が多くなっています。当院では、脊椎の固定術と形成術の併施、後方固定が困難な場合などは前方からの固定も行っています。圧迫骨折に対してはセメントを使用した経皮的椎体形成術を行います。どの症例でも術後は早期にリハビリが介入し、早期在宅復帰へ取り組んでいます。また、転院率は急性期治療を終えた方が、さらなるリハビリテーションを行うために、院内の回復期リハビリ病棟へ転棟した症例が含まれます。
脳神経外科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均
術前日数 |
平均
術後日数 |
転院率 |
平均 年齢 |
患者用 パス |
K164-2 |
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 |
14 |
0.21 |
19.29 |
0 |
81.36 |
|
K664 |
胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K1771 |
脳動脈瘤頸部クリッピング( 1箇所) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K145 |
穿頭脳室ドレナージ術 |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K386 |
気管切開術 |
– |
– |
– |
– |
– |
|
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が最も症例数が多くなっています。クリッピング術や脳室ドレナージ術も行っています。胃瘻増設術や気管切開術の施行もありますが、術後に保存的加療になる傾向があるため、術後の入院期間は長期になってしまいます。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
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DPC |
傷病名 |
入院契機 |
症例数 |
発生率 |
130100 |
播種性血管内凝固症候群 |
同一 |
– |
– |
異なる |
– |
– |
180010 |
敗血症 |
同一 |
5 |
0.34 |
異なる |
– |
– |
180035 |
その他の真菌感染症 |
同一 |
– |
– |
異なる |
– |
– |
180040 |
手術・処置等の合併症 |
同一 |
17 |
1.15 |
異なる |
– |
– |
入院契機の「同一」・「異なる」の区分は入院の契機である疾患(入院のきっかけとなった傷病)と、入院中の主な治療目的の疾患が同一であるか否かというものです。
手術・処置等の合計が、入院の契機と同一であるのは、他院からの紹介を受け入れている、透析シャント閉塞と狭窄、人工関節のゆるみなどがあります。